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ボールを投げるたびに眼の中で焚き火をし、 ああでもないこうでもないと悩みに悩んで、 とうちゃんとの厳しい特訓を回想しながら、 結局、投げないで画面に「つづく」の文字。 そんなとことん話を引っ張るあのアニメを このところローカルTV局が再放送している。 先日やっと大リーグボール2号を左門に投げる回に到達した。 今でも、"猛烈に感動"するにはするが、込み上げてくるのは、 涙ではなく笑いであるところが不思議と言えば不思議な作品。 本来ならジ〜ンと涙すべきシーンや 熱い思いが込み上げてこなければならない場面で 今どきの子供たちは若手のお笑い芸人を見たかのように爆笑するのである。 伴と星が号泣してガッシと抱き合おうものなら大爆笑なのである。 血のにじむような努力の末に何かを成し遂げて、 感極まって号泣しているヒーローを笑い飛ばす......。 確か本放送の頃は、だれもそんな見方してなかったように思うが......。 「飛雄馬よ、ここは笑うところではぬぁいぞっ!!」 梶原一騎が生きていたら一徹の如く激怒するだろうか......。 日本人の大リーガーは常識となり、 力士は弟子を殺して、大麻を吸う。 祖母は「ナンシー」で、妹は「マーガリン」という 家族がみな外国人名のスザンヌという日本人がいて、 長くて黄色い頭髪の性別不明のオジサンが活躍する。 肉まんの底の紙を食べてしまったのをあとで気付くように、 カビの生えた米を食べさせられていたことをあとから知る。 世の中は確実に日々変化している。 |
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