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ボウリングの上達を目指す過程で直面するのがレーンコンディション（レーンに塗ってあるオイルの状態）というやつです。 ビギナーのうちはスコア低下の原因が、自分の腕のせいなのかレーンの影響なのか判別がつきません。 レーンの奥まで歩いていってオイルの状態を確認できればよいのですがそうもいきません。 試合などで同じレーンを複数で投げ合う場合には、ゲームが進行するにつれてどんどんレーンが変化していきます。 2名の選手が一対一で左右のレーンを交互に投げ合うなら、ほぼ同じ条件なので、その二者の優劣は判定可能です。 数十名が複数のレーンに分けられて投げる場合は、レーン毎の状況もまちまちで、同じレーンで投げる他者の影響もばらばらで、参加者個々の前提条件が同一ではありません。 100m走にたとえれば、コースによってスタートラインが違うようなもので、本来、同一であるべき試合の条件やルールが、偶然や運不運によって大きく左右されるのです。 それでも実績のある人は確実に高得点を出します。 不確定要素の悪影響を打ち消してしまうほどの圧倒的な実力がなければ勝てないのです。 |
