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学校で、娘が「首が長い」といじめられたという。 即座に、私はあの「ぞうさん」の歌を思い出した。 作者が語る「ぞうさん」の歌詞解釈についての関連記事 この国はどこへ行こうとしているのか まど・みちおさん(毎日新聞)より一部引用 * * * * * * * * * 「ぞうさん」にはさまざまな解釈があるが、詩人、吉野弘さんの見方が「一番、その通りという気がします」と言う。 ぞうさん ぞうさん おはなが ながいのね そうよ かあさんも ながいのよ ぞうさん ぞうさん だあれが すきなの あのね かあさんが すきなのよ 「まど・みちお全詩集」理論社 悪口を言われたぞうさんは「かあさんも長いし、そのかあさんが好き」と答える。「この世界で自分は生かされているんだと誇りを持てる、そういう歌なんです」でも、人は人を差別する。「違うからこそ、うれしい、違ってもうれしいんだよってことを忘れてしまっていますね。僕は同じことを繰り返し言っているにすぎないんですけど……」 * * * * * * * * * だれもが知っている歌が、じつはかなり深いというのはよくあることで、子供の頃から慣れ親しんでいる童謡や童話の解釈への興味は尽きない。時間に余裕のある人は、「かごめかごめ」とか、「舌切り雀」の裏読みなどを検索してみるとよいだろう。きっと目から鱗が落ちるに違いない。 で、当の娘にこの「ぞうさん」の歌詞解釈を説明して「そんなことで悲しむことはない」と慰めようと話し始めたが、無駄であった。 「うっせぇ、そんなこと知ってるよっ!」と秒殺された。 |